ばーさんの料理本 (第1回 / 全8回)

こんにちは、コトリ1号です。

前回でお知らせした通り、『ばーさんがじーさんに作る食卓(4)2008』に登場した料理本65冊を、今回から8回に分けてご紹介していきます。

これは、「ばーさん」こと、cincoさんのネタ帳みたいなもの。料理本好きはもちろんのこと、「ばーさん」のお料理に興味のある方も、ぜひご覧ください。

 

おうちでおいしい。タイごはん―からだも心も元気になる
おうちでおいしい。タイごはん―からだも心も元気になる
味澤ペンシー
旭屋出版 2005年(1,500円+税)
◎ にがうりとえびのレッドカレー、鶏肉のあんかけご飯
Amazon 旭屋出版オンラインショップ

コトリ1号メモ : 首都圏を中心に展開している人気タイ料理店「ティーヌン」のシェフをされていた味澤ペンシーさんの(現在はタイ料理教室「アジアンクッキングスタジオ」主宰)、最初の料理本。『おうちで…』とある通り、手数が少なく、作りやすいレシピが魅力です。

 

阿部なを・河合真理の健康おかず』(暮しの設計No.224)
阿部なを・河合真理の健康おかず
阿部なを、河合真理
中央公論社 1995年
◎ 梅ジャム、梅煮、南蛮味噌

コトリ1号メモ : cincoさんは『暮しの設計』シリーズの本をたくさんお持ちでして、今も大事に読み返しているものが多いのですが、これはそのうちの1冊。なお、『暮しの設計』シリーズは、ネットよりもリアル古書店で探すほうがお勧めです(全体的にネットだとお高めなので…)。

 

わたしのベトナム料理
わたしのベトナム料理
有元葉子
柴田書店 1996年
◎ さわらの甘辛煮
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コトリ1号メモ : 18年前の本ですが、著者、スタッフ(カメラマン(日置武晴)、スタイリスト(高橋みどり、中島製作所)、装丁(中村善郎))いずれも、現在も第一線で活躍しているひとばかりだからでしょうか、古臭さを一切感じないところにため息が出ます。素敵な本です。ビールの美味しい季節にピッタリのお料理が多く、作りやすいものばかりです。

 

シンプルにおもてなし
シンプルにおもてなし
有元葉子
文化出版局 1998年
◎ ツナと豆のサラダ
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コトリ1号メモ : タイトル通りの本でして、お客さん向けの料理なのに、こんな簡単なものばっかりでイイの!? というレシピばっかりです。ワンテーマに付き、前菜、メイン、デザートで5~6品の組み合わせが11パターン。基本”呑める”お食事を念頭に置かれているので(合わせるお酒は、シャンパン、ワイン、ビール方面)、1~2品見繕って作れば、ひとり晩酌用にも使えます。

 

もっとシンプルに本格ごはん、ひとりぶん
もっとシンプルに本格ごはん、ひとりぶん
有元葉子
メディアファクトリー 2001年(980円+税)
◎ カレービーフン
Amazon KADOKAWA メディアファクトリー

コトリ1号メモ : 『時間をかけない本格ごはん、ひとりぶん』の続編。この2冊あわせて、家庭料理研究家としての有元葉子さんのエッセンスがギュッと凝縮された本で、特に初めてひとり暮らしをする人には、大変に使い勝手のいい本だと思います。ただ、他の本にも同種の料理が散見されますので、既に有元さんの本を複数冊お持ちの方は、Amazonの販売ページ(なか見!検索)で目次が見られますので、それを見てから購入を検討されるといいと思います。

 

家族のごはん作り(1) 道具を上手に使う編
家族のごはん作り1
有元葉子
メディアファクトリー 2002年
◎ 小松菜のオイル煮
Amazon KADOKAWA メディアファクトリー

コトリ1号メモ : 「ばーさんがじーさんに作る食卓」に数えきれないほど登場する「オイル煮」の元ネタが載っているのがこの本です。本では小松菜、菜の花、ブロッコリーで作っています。私も小松菜で作る機会が多いのですが、簡単で、作り置きがきいて、山ほど青菜が食べられるので、大変ありがたいお料理です。
ところで、私は、この本の「はじめに」の部分を読むたびに、背筋が伸びるといいますか、背中を叩いて励まされているような、そんな気分にさせられます。この部分を読んで心に響いた方は、きっとこの本、好きになると思いますよ。

 

玄米 私の楽しみ方
玄米
有元葉子
文化出版局 2004年(1,600円+税)
◎ ドライカレー、玄米ナッツご飯
Amazon 文化出版局

コトリ1号メモ : 玄米の独特の風味によく合うおかずを集めた本です。文化出版局のウェブサイトに詳細目次が載っていますので、ご参考になさってください。

 

四季をおいしく食べる 和のおかず
和のおかず
有元葉子
旺文社 2006年
◎ 里芋ごはん
Amazon

コトリ1号メモ : 有元葉子さんのフィルターを通した「和」をイメージしたおかずの本なので、純粋に和風の料理じゃないところがミソでしょうか。”呑める”おかずが多い印象なので(個人的感想ですが…)、「晩酌は欠かさない」という人には、特に使い勝手のいい本だと思います。

第2回に続く

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『ばーさんがじーさんに作る食卓(4)2008』に登場した料理本を紹介するシリーズ

●第1回
味澤ペンシー(1)、阿部なを / 河合真理(1)、有元葉子(6)[全8冊]
第2回
入江麻木(1)、ウー・ウェン(7)[全8冊]
第3回
上野万梨子(5)、上野万梨子 / SAZABY(1)、おおつきちひろ(1)、大原照子(1)[全8冊]
第4回
小川聖子(1)、落合務(1)、片岡護(1)、川上文代(1)、北村光世(2)、熊谷喜八 / 河田吉功(1)[全7冊]
第5回
佐藤雅子(1)、島津睦子(1)、周富徳(1)、白鳥恒夫 / 小田倉秀昭 / 田代和久(1)、鈴木珠美(1)、孫幼亭(※「亭」は、正しくは「女」偏に「亭」)(2)[全7冊]
第6回
高山なおみ(5)、竹下ワサナ / 大江ふみ(1)、ダニエラ・オージック / 横山淳一(3)、谷昇(1)[全10冊]
第7回
長尾智子(2)、濱崎龍一(1)、パンツェッタ貴久子(2)、久田大吉(1)、藤沼由美子 / ロレンツァ・ジッリ(1)、藤沼由美子(2)[全9冊]
第8回
前田廸子(1)、丸山久美(3)、山田宏巳(1)、吉田勝彦(1)、李映林 / ウー・ウェン(1)、レヌ・アロラ(1)[全8冊]
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