コトリ１号ブログ

こんにちは、小鳥社のコトリ1号です。

おかげさまで、5月1日に、電子書籍『ばーさんがじーさんに作る食卓（4）2008』を刊行することができました。
本書は書籍タイトルが示す通り、『ばーさんがじーさんに…』シリーズの4冊目であり、ブログを始めて4年目の2008年に更新された全記事（279本）を掲載しています。多くの皆様にお読みいただけると嬉しく存じます。

さて、『ばーさんがじーさんに作る食卓』には、読みどころが沢山ありますが、多くの皆さんが楽しみにされているのは、お料理に関するトピックではないでしょうか。

中華、タイ、フレンチ、イタリアン、スペイン、そして京風のおばんざい……と、バラエティ豊かなテーブルを見るのが楽しみだ！　という方は多いと思います。それをアシストしているのが、長年にわたってcincoさんが買い集めた料理本の数々です。

個人的な話で恐縮ですが、私は料理本を読むのも、買い集めるのも好きでして、ブログを読むたびに、「いったい、cincoさんは、どれだけの料理本をお持ちなのだろう……」と、ずっと思っていました（ちなみに、何回かご自宅に伺わせていただいた今となっても、あまりの冊数に、所蔵本の全体像はいまだ私には分かりかねる状態です）。
ブログを始めた当初は、あまりにアレンジをしすぎているために元ネタを紹介することをあえて避けられていたようですが、2007年ごろから、参考にした本やレシピが書き添えられることが多くなってきて、ある程度「元ネタ」を類推することが可能になってきました。

そこで、2008年版の編集の際には、並行して「元ネタ本」探しも行ってみたのですが、現時点で確認できたのは65冊でした。

元々は『ばーさんがじーさんに作る食卓（4）2008』の巻末に付録として一覧を付けるつもりでいたのですが、ボリュームが大きくなり過ぎるのと、内容的に煩雑になるとの判断で、最終的に、書籍へのリスト掲載は見送ることにしました。
ただ、折角調べたものをお蔵入りさせるのは惜しい……というケチ臭い了見から、このブログにて、8回に分割してご紹介していこうと思います。

ブログに登場した料理も書き添えておりますが、ブログではエッセンスだけを拝借して、豪快にアレンジをかけたり、素材を変えたりしているケースが多々あります（というか、ほとんどがそんな感じなのです）ので、その点はどうぞ、ご了解ください。

ブログ記事では引用の範囲内でレシピも紹介していますので、ある程度お料理ができる方であれば、ブログに書かれている文章だけでも十分に参考になると思います。
ただ、もし機会があれば、元ネタの料理本も併せて読んでみると、また違った面白さがあるかと思います。私同様に、料理本好きの方、そしてお料理を作るのが好きな方にとって、今回の記事が参考になりますと、とてもうれしいです。

掲載順は、著者名のあいうえお順、同じ著者が複数冊ある場合は、出版年月の古い順で並べました。著者名の後のカッコ書きの数字は、冊数を示しています。
リンク先はすべてアマゾンですが、価格を表示してあるものは、現在も書店で取り扱っている本です（2014年5月時点）。それ以外の本は、いわゆる絶版本ですので、ご興味のある方は、古書店もしくは図書館で探してみてください。

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●第1回
味澤ペンシー（1）、阿部なを / 河合真理（1）、有元葉子（6）［全8冊］
●第2回
入江麻木（1）、ウー・ウェン（7）［全8冊］
●第3回
上野万梨子（5）、上野万梨子 / SAZABY（1）、おおつきちひろ（1）、大原照子（1）［全8冊］
●第4回
小川聖子（1）、落合務（1）、片岡護（1）、川上文代（1）、北村光世（2）、熊谷喜八 / 河田吉功（1）［全7冊］
●第5回
佐藤雅子（1）、島津睦子（1）、周富徳（1）、白鳥恒夫 / 小田倉秀昭 / 田代和久（1）、鈴木珠美（1）、孫幼亭（※「亭」は、正しくは「女」偏に「亭」）（2）［全7冊］
●第6回
高山なおみ（5）、竹下ワサナ / 大江ふみ（1）、ダニエラ・オージック / 横山淳一（3）、谷昇（1）［全10冊］
●第7回
長尾智子（2）、濱崎龍一（1）、パンツェッタ貴久子（2）、久田大吉（1）、藤沼由美子 / ロレンツァ・ジッリ（1）、藤沼由美子（2）［全9冊］
●第8回
前田廸子（1）、丸山久美（3）、山田宏巳（1）、吉田勝彦（1）、李映林 / ウー・ウェン（1）、レヌ・アロラ（1）［全8冊］
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（この機会に入手可能な未読本を読んでみましたが、よい本揃い。さすが、ン百冊も料理本をお持ちのcincoさんだけあって、良書への嗅覚が大変に鋭い！　と思わせられる本ばかりでした）