ツルマル印の丸瓶やかん

昨日(19日)は猛烈に寒かったですねぇ。ここ府中も、1日中6℃前後でした。

ここまで寒かったら、もう降参ですわ…と、とうとうストーブを出しました。

 

ストーブと聞いて、真っ先に連想するのは、子供のころに自宅にあった、灯油ストーブです。
たいてい、天板の上にはやかんが乗っていましたが、わたしの実家では、おでん鍋が乗っていることも多かったです。あとは、食パン焼いたり、餅焼いたり、干し芋あぶったりと、まぁいろいろ大活躍。暖かいだけじゃないんですよね、ストーブって。

電気不要の暖房器具として、震災を機に、また新たに見直されていますが、マンションなどでは「灯油ストーブ禁止」となっているところも多いと思います。

うちもそうなのですが、幸いなことに、ガスコンセントのある物件だったので、ガスストーブは使える。
ガス暖房機もいろいろ選択肢はありましたが、迷うことなくストーブにしたのは、子供のころに慣れ親しんだものだから、というのが大きいのだと思います。

ばーさんがじーさんに作る食卓』でも、「小さなキッチンストーブ」という記事がありますが(この記事は『いつも、ふたりで』にも収録しています。74ページにあります。電子書籍版ですと2005年12月20日です)、こんな風にいつも何かがストーブの上にあるというのは、冬ならではの楽しみと言えるかもしれません。


(cincoさんのキッチンストーブは、『いつも、ふたりで』の98ページと裏表紙にもこっそり登場しています)

 

ストーブを出したら、何はさておき、まずはやかんを乗せます。もちろん火口としても使いますが、ものぐさなわたしは、やかんが基本アイテムです。


(いろんなものが映り込んでてスイマセン…)

やかんもいろいろですが、うちのやかんはごく普通のアルマイトのやかんです。
理由は特にないんですが、しいて言えば、ストーブとのバランスでしょうか。ストーブ自体が昭和風味たっぷりなので、やかんもそういうほうがいいのかな、という気がして。

アルマイトのやかんなんてどれも同じだと思っていたのですが、いざ購入するとなると、意外といろいろあるもので。

よーく見比べると、注ぎ口はもちろんのこと、全体のフォルムとか、持ち手の形とか、色味とか、メーカーによって、ちょっとずつ違う。
散々悩みましたが、最終的には、つまみの部分に鳥がいた、が決め手になって、ツルマル印(日本アルミ)の丸瓶やかんを購入。地味に気に入っています。


(ツルがマルしてます)

わりに気楽にこき使って数年経過していますが、この記事を書くために少し調べたら、もうツルマル印のやかんって、作ってないそうで…(日本アルミは2010年3月に家庭用品製造から撤退)。

アルマイトのやかんがなくなることはないでしょうが、愛用している商品がもうないってのは、ちょっとさびしい気持ちもなくはない。
これからは大事に使ってあげなければ。

Share on Facebook

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。