TIPI 〈Aarikka〉

きょうのトリコレは、Aarikka (アーリッカ)の TIPI。

ティピと呼んでいいのでしょうか。一部のネットショップでは「ひよこ」と表記していましたが、うちでは「しょんぼり君」という名前で定着しております。

わたしは北欧雑貨に全然詳しくないので調べるまで知らなかったのですが、Aarikka はフィンランドを代表するブランドのひとつだそうで。
木のボタンやアクセサリーで大変よく知られたブランドだそうです。ホームページ(フィンランド語、英語)を見ると、球を基調とした鮮やかな配色のアクセサリーがたくさんありました。

ただ、どうも、日本ではアクセサリーよりも、木製雑貨を目にする機会が多いようです。Aarikka という名前を知らなくても、代表的なシリーズである Tonttu (トントゥ)や Enkeli (エンジェル)は、見たことがある人は多いんじゃないでしょうか。

これからクリスマスシーズンに入るので、北欧雑貨好きな人なら、結構あちこちで見ることになるのでは、と思います。

ちなみに、カッコ内の単語がフィンランド語読み、英語読みと混じっているのは、その読み方が日本では商品名として認知されているからです。ですので、Tonttu を調べる際には、日本語検索だと「アーリッカ トントゥ」が、Enkeli だと「アーリッカ エンジェル」が一番探しやすいのではないかと思います。(リンクはいずれもGoogle 画像検索)

そういえば、Tonttu ってどういう意味かなと、Google 翻訳で調べましたら、「ブラウニー」と出てちょっと驚きましたが、お菓子のブラウニーじゃなくて、妖精( Brownie )って意味のブラウニーだそうで。外国語難しいよう。

で、このしょんぼり君ですが、3年ほど前に、近所の百貨店で期間限定で北欧雑貨を販売するコーナーがあったのですが、そこで買いました。
買ったときは、もうちょっと鮮やかな黄緑色だったような記憶もあるのですが、特に何を手入れすることもなく、ただ置いておいたら、若干色が退色してきたような気がします。

猫を飼っている人は猫モチーフが好きな人が多いですが、鳥を飼っている人間もまた、鳥モチーフに目がありません(私見ですが、犬を飼っている人は犬モチーフというよりも、犬用品が好きという人が多いように感じますが、どうでしょうか)。

わたしもご多分に漏れず、鳥モノは大好きです。
ただ、鳥モチーフの雑貨って、ちょっとメルヘン風なものが多いのが悩みです。

メルヘンも嫌いじゃないですが、わたし個人の全体的な好みからするとちょっと外れるので、実際に買う鳥モノはどうしてもミニサイズのものが多くなります。小さいものであれば、家全体がメルヘンに侵食されることもないですからね。

ですので、これも、ものすごく小さいです。

TIPIには、LサイズとSサイズがありますが、わたしが持っているのはSサイズ。高さ4センチ、幅3センチ。大きさだけで言えば、グリコのおまけレベルです。


(手近にいいものがなかったので、アメを並べてみました…)

もともと、こういう小さくて何の役にも立たなそうなものが大好きだってのがあるのですが、とにかくこのTIPIは、佇まいがよいと思うのです。

ちょっと遠目から見下ろすように眺めると、しょんぼりと立ちつくしているような、何とも言えない情けない雰囲気が漂っている。ように見えるのです。


(しょんぼり…)


(後姿も哀愁漂う感じで好きです)

これをデザインした人は、ひよこの可愛らしさをデフォルメしただけなんでしょうが、わたしにとっては、これを見ると、なんだか情けない奴だのぉという印象のほうが先立ちます。

でもそれが、何とも言えず、可愛いなぁと思うのです。

不思議なことに、LサイズのTIPIだと、Sサイズで感じた「しょんぼり」な雰囲気がなく、ただああ鳥だなという印象しか受けなかったんです。
飾るにはLサイズのほうがいいサイズなんですが、なんていうか、あんまり可愛いとは思わなかったんですよねぇ。不思議です。

正直言いますと、これを買うとき、値段見てビビりました。
Aarikkaのホームページを見ると現在は取り扱いがなく、正規輸入店もあるんだかないんだかという感じなので定価が分からないのですが、確かわたしが買った時は1800円くらいしたと思います。

グリコのおまけ(サイズ)で、1800円ですと…(絶句)。
売り場を何周かして、えええい、気に入ったんだから買って帰るやい! と半ばやけっぱちで買いましたが、今ではやっぱり買ってよかったと思います。

あー、今日の仕事はなんか気が進まないのよねぇ…って気分の時に、出がけにこれを見ると、意味もなくなごみます。
なごんだからって、何がどう変わるわけじゃないんだけど、少しは気分が持ち直す。
うちでは、彼はなかなかいい仕事人として存在しております。

 

Aarikka (フィンランド語、英語)
※ ホームページを見る限りどうも廃版っぽいんですが、北欧雑貨を扱っているネットショップなどでは扱っている店もあるようです。興味のある方は、「Aarikka」「アーリッカ」「TIPI」などで検索してみてください。

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