カラスのカーコ 育ての親を毎日訪問

心温まるニュースを見かけたので、メモ代わりにアップ。

カラスの「カーコ」餌おねだり 宮城さん宅を毎日訪問 (琉球新報 2012年12月2日)

【宜野座】宜野座村松田に住む陶芸家、宮城秀雄さん(74)の庭で、カラスの「カーコ」が子犬や猫と戯れ、手から餌を食べる姿が、訪れる宮城さんの知人や友人を楽しませている。

鳴き声から名前をとった「カーコ」は5月に、宮城さんが知人から引き取った。小さい間は籠で育てられ、宮城さんからもらった餌で成長した今は、自由気ままに松田付近を飛び回る。

カーコの1日は、午前6時ごろ庭に訪れて「カーカー」と朝を告げることから始まり、宮城さんから朝食をもらった後は、午前中は庭で過ごす。

猫のしっぽをつついてからかい、動き回る子犬の遊び相手にもなっている。時折、ティッシュペーパーを破って散らかすいたずらもするが、夕方になると宮城さんの膝に乗り、「カー」と催促しながら夕食をもらう。

カーコと過ごす毎日に宮城さんは「黒くて不気味という人もいるが、かわいい家族だよ。最近は彼女もつれてくるよ」と目尻を下げる。

カーコの姿は陶芸仕事の疲れを癒やし、家族の楽しみにもなっている。妻の愛子さん(70)も「しぐさもかわいくて、訪れる客も写真をたくさん撮ってくれるよ」と笑顔で話した。

 

幼鳥時は籠で育て、現在は自然に戻したようですが、それでも、朝晩決まった時刻にやって来ては餌をもらい、庭で遊び、育て親の宮城さんの膝の上で甘えたりする毎日、とのこと。

うーん、スゴイ。

自然に放せば、こちらの世界のことは忘れて自然の中で生きるようになるものだ…と思っていましたが、こんな感じで、いつまでも家族として接してくれる生き物もいるのですねぇ。

カラスと言えば、とにかく「賢くて、獰猛」というイメージがありますが、賢いからこそ、カーコちゃんのようにいつまでも変わらない形で接してくれるカラスもいるわけで。

カラス、見直したなぁ…と思わされたニュースでした。

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  1. Kindleに関する質問者 on

    小学生の頃住んでいた家の近所に、一人暮らしのおじいさんがいました。ある日お庭にやってきた九官鳥。持ち主が見つかるまで、とかごに入れて救助。初めはおびえていたような九官鳥でしたが、1週間、おじいさんの話しかけに応じて「おはよー」「ぽっぽっぽー」と言うように。情が移ってしまったとはいえ「持ち主を探さないと・・・」と言っていたおじいさん。ある日、集金にやってきた店員さんが「じいさん、こりゃ九官鳥じゃなくて、カラスだよ!」

    ある日、これと似た話をラジオで聞いて驚きました。ひょっとして私の近所だった人?それとも同じ経験をした人が他にもいるってことなんでしょうか?今となってはナゾです。

    • コトリ1号 on

      それは、きっと、ご近所の方ですよ!
      なかなかない話だと思いますもの。

      それにしても、カラスも喋れるなんて。そのおじいさん、よほど可愛がっていたんでしょうねぇ。
      オハヨーももちろんですが、ポッポッポー、なんていうカラス、可愛すぎます…。

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