チョコレートの空き箱 〈ドゥバイヨル〉

数日前に、伊勢丹から「サロン・デュ・ショコラ」のパンフレットが送られてきたので、折に触れて読み返しながら、「今年は何を買おうかなぁ」などと、楽しい妄想を膨らませる毎日を送っております。


(文庫の長編小説くらいの厚みがあります)

一番の楽しみは、もちろん、チョコレート(ショコラ、と言ったほうがいいのかしら)ではありますが、パッケージもお楽しみのひとつ。

いわゆる、高級ショコラともなると、「これ、一体、箱代はいくらなんだ…」とつぶやきたくなるような、凝ったパッケージのものが多いですよね。

チョコレートの場合、どのブランドもスタイリッシュな感じのパッケージが多いですが、中には、甘さ全開のパッケージで攻めてくるところもあります。

例えば、デメルとか、クリスティーヌ・フェルベールとか、レダラッハとか。

でも、鳥好きからすると、パッケージの可愛さNo.1は、ドゥバイヨルに進呈したい。

チョコレートが好きなので、チョコに関しては、基本的にはジャケ買いはしないのですが、ここのお店だけは別。だって、すごく可愛いんだもん。

しかも、ただ可愛いだけじゃなく、なぜか鳥モチーフのデザインが多いのです。ラブリー。

ドゥバイヨルの本拠地はベルギーだそうですが、日本では片岡物産が取り扱っており、東京、大阪、福岡にショップがあります。

なので、わざわざ、この時期に買うこともないのですが、まぁバレンタイン限定品もありますし、なにより、売り場であの可愛い箱を見てしまうと、ついつい買ってしまうのです。
今年も多分、買ってしまうのでしょう……。

 

どの箱もとても可愛いのですが、今までで一番ツボに来たのが、この箱。


(暗い部屋で撮ったので色が汚いですが、実物はもっと可愛らしい桃色です)

ドゥバイヨルのパッケージは、乙女チックと言いますか、とにかく甘い雰囲気のものが多いのですが、これだけなぜか、キモカワ系。

もちろん、キモカワというのは、あくまでもわたしの主観ではありますが、誰がどう見たって「可愛い」と思うに決まっている他のパッケージと比べると、これだけ異質な感じはします。


(なんか、ヒトっぽいのね)

わたしはこのイラストを見て、『不思議の国のアリス』の、ジョン・テニエルの挿絵を連想してしまったのですが、とにかく、見るほどにじわっときます。

イラストはモノクロでキモカワなのに対して、ベースは薄桃色に金の箔押しと品よくまとめており、その対比がまた素敵。
ここ数年に買ったものの中でも、かなりお気に入りの空き箱のひとつです。

2013年バレンタイン限定商品のリストを見ると、「ディフレ トリュフ」という商品の箱にも使われていたので、今年もお目にかかれるかも。

ちなみに、肝心の中身ですが、もちろんおいしいですよ。

ショコラも、ショコラティエによって、前衛的だったり、独創的だったり、伝統的だったり、爽やかだったり、濃厚だったりして、千差万別ではありますが、デュバイヨルのショコラは全体的に真ん中と言った印象。
誰が食べてもおいしいというような、チョコレートらしいチョコレートだと思います。

最近は、友達同士で送り合いっこすることも多いと聞きますが、これだけ可愛いパッケージだったら、「友チョコ」にも最適なのではないでしょうか。わたしは、今年も、自分のために買いますけどね…。

 

ドゥバイヨル (DEBAILLEUL)
100-0005
東京都千代田区丸の内1-6-4 OAZO 1F
9:00~22:00(LO 21:30)
03-5224-3565
オンラインショップ

※カフェを併設しているのはOAZO店のみ。他、タカシマヤ(日本橋店)、丸ビル、大丸(心斎橋店)、岩田屋(本店)に店舗があります。 → 店舗案内

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